1. 訳文の入力・編集と確定

1) 訳文の入力を始めるとセグメントの状況の色が変わります。入力が終わったらCtrl+Enterで確定します。レビューで訳文の編集が不要なセグメントはそのままCtrl+Enterで確定します。

2) 確定するとセグメントの状況の色は緑に、マークは各ワークフローの確定に変わります。
また、カーソルは設定された条件のセグメントへ移動します。

:未確定 :翻訳確定 :レビュー1確定  :レビュー2確定

3) 確定したセグメントに警告マーク(稲妻 )やエラーマーク(感嘆符 )が表示されたときは、訳文の確認や修正が必要なことを示しています。マークをダブルクリックして詳細を確認し、訳文を適切に編集します。

2. タグ

原文に含まれている画像や書式などの情報はタグとして表示されています。基本的に原文欄にあるタグは訳文欄にも設定して訳文に反映されるようにします。

2-1. タグの種類

インラインタグ: 書式やハイパーリンクなどの開始・終了位置を示すためにペアで文字列を挟むものと、画像など単独のものがあります。

ペア  例: xxx 

単独  例:

memoQタグ:原文セグメントを編集したときなどに表示される、波括弧で囲まれたものです。

例:

2-2. 表示形式の切り替え

インラインタグの表示形式を切り替えるには、[編集]タブの[インラインタグ]から選択します。

ショート

標準

ロング:

2-3. タグの内容の確認

一部のタグ情報(文字色など)は、原稿の種類によってはプレビューで確認できます。

2-4. 訳文へのタグ反映

1つずつ反映:原文のタグを選択してコピーし、訳文に貼り付けます。

まとめて反映:訳文のタグを反映したい箇所でF9を押すごとに、原文にある連続するタグが順にまとめて反映されます。

範囲指定反映:訳文でペアのタグを反映したい範囲を選択してF9を押すと、原文にあるペアのタグがまとめて反映されます。

リスト選択反映:訳文のタグを反映したい箇所でCtrlを押すと、原文にあるタグなどがリスト表示されます。↑↓で選択すると対応する原文の箇所が反転表示されます。反映済みのタグは薄い色で表示されています。挿入したいタグを選んでEnterを押すと反映されます。

3. 書式(太字、斜体、下線、上付き、下付き)

原文に含まれている一部の書式(太字、斜体、下線、上付き、下付き)は、原文に表示されています。基本的に原文にある書式は訳文にも設定して訳文ファイルに反映されるようにします。

1) 訳文で書式を設定したい範囲を選択し、[編集]タブの[形式]で目的の書式をクリックします。

2) 書式が設定されました。

3) 書式を解除するには、訳文で書式を解除したい範囲を選択します。[編集]タブの[形式]に設定済みの書式が表示されていますので、解除したい書式をクリックします。

4. 記号

原文にない記号を訳文に挿入することができます。記号の種類および元原稿の種類や設定によっては訳文ファイルに反映できないことがあります。

1) 訳文で記号を挿入したい箇所にカーソルを置き、[編集]タブの[記号の挿入]をクリックします。

2) 挿入したい記号を選択し、[挿入]をクリックします。

3) 訳文欄に記号が挿入されます。

4) 挿入した記号が訳文欄に異なる記号で表示された場合は、プレビューを確認します。
プレビューでも目的の記号が正しく表示されていない場合は、訳文ファイルに反映できない記号です。その記号を使用する必要がある場合は、プロジェクト管理者へご相談ください。

5. 翻訳メモリ・用語ベース・MTの利用

プロジェクトに設定されている翻訳メモリや用語ベースなどは翻訳結果欄に表示されます。

5-1. 翻訳結果欄

プロジェクトのリソースから、選択されたセグメントの原文に対応するリストが表示されます。

原文と訳文の間に通し番号が表示されます。色は出典を示しています。

(詳細はmemoQ Documentation – Translation results pane参照)

赤:翻訳メモリ (xx%は一致率。101%は原文の前後のセグメントも翻訳メモリの情報と一致)

青:用語ベース 指定用語

黒:用語ベース 禁止用語

紫:フラグメントの結合 (翻訳メモリや用語ベースを細分化したものと一致)

橙:機械翻訳

目のマークは非表示の結果があるか否かを示します。クリックで切り替えが可能です。

:非表示の結果あり

:非表示の結果なし(すべての結果を表示)

5-2. 翻訳結果欄の設定

翻訳結果欄に表示する件数や順序などを設定します。

1) 翻訳結果欄の目のマークをダブルクリックして設定画面を開きます。

2) memoQが初めての方には画像と同じ設定を推奨します。

3) 設定が終わったら[OK]をクリックします。

5-3. 比較情報

翻訳結果で翻訳メモリまたは機械翻訳を選択した場合、下部に比較情報が表示されます。

比較ボックス

1行目:翻訳対象の原文

2行目:翻訳結果の原文(翻訳対象の原文との相違箇所を色分け表示)

3行目:翻訳結果の訳文

比較ランプ

翻訳対象と翻訳結果の原文を比較し、数字や書式などが異なる場合にランプがつきます。
(詳細はmemoQ Documentation – Translation results pane参照)

:スペース数の相違

:上付き、下付きの相違

:太字、斜体、下線の相違

:タグの相違

:数字の相違

5-4. 訳文欄への挿入

翻訳結果欄に表示された訳文を訳文欄に挿入します。挿入時のエディタの動作はあらかじめ設定しておきます。(「オプション設定その他」参照)

翻訳メモリ

1) 訳文欄にカーソルを置きます。

2) 挿入したい翻訳結果の番号をCtrlと一緒に押すか、翻訳結果をダブルクリックします。
翻訳結果欄で選択済みの結果を挿入する場合は、Ctrl+SPACEも利用できます。

用語ベース

1) 訳文欄で訳語を挿入したい箇所にカーソルを置きます。

2) 挿入したい翻訳結果の番号をCtrlと一緒に押すか、翻訳結果をダブルクリックします。
訳文欄でCtrlを押して挿入対象のリストを表示することもできます。

5-5. 訳語検索

特定の文字列を指定して翻訳メモリ内を検索します。

1) Ctrl+Kで訳語検索画面を表示します。
先に検索したい文字列を選択していた場合は、すぐに検索結果が表示されます。

2) 検索したい文字列を入力して条件を指定し、[訳語検索]をクリックします。

3) 画面下部の検索結果の訳文を訳文欄に挿入するには、先に範囲を選択してから[選択した訳を挿入]をクリックするか、[挿入]をクリックして全体を挿入します。

5-6. 用語検索

特定の文字列を指定して用語ベース内を検索します。

1) Ctrl+Pで用語検索画面を表示します。
先に検索したい文字列を選択していた場合は、すぐに検索結果が表示されます。

2) 検索したい文字列を入力して条件を指定し、[検索]をクリックします。

検索結果の訳語を訳文欄に挿入するには、目的の訳語を選択してから[挿入]をクリックします。

5-7. 用語登録

訳文編集中に用語ベースへ用語を登録できます。

1) 詳細設定が不要な場合は、登録したい用語を原文欄と訳文欄でそれぞれ選択してからCtrl+Qで登録します。

2) 詳細設定を行う場合は、Ctrl+Eで用語ベースエントリの作成画面を表示します。
先に登録したい用語を選択していた場合は、用語が入力済みの状態で表示されます。

3) 登録したい用語を入力して [新規用語を追加]をクリックし、設定を確認して[OK]をクリックします。[一般]タブは画像と同じ設定を推奨します。また、大文字/小文字の使い分けが不要な場合は小文字での登録を推奨します。

5-8. 翻訳結果欄の翻訳メモリの編集と削除

翻訳結果欄に表示されている翻訳メモリのうち、編集権限のあるものについては編集や削除ができます。翻訳結果欄に表示されていない翻訳メモリを編集したい場合は、リソースを開いて編集します。 (「翻訳メモリの編集」参照)

編集

1) 翻訳結果欄で編集したい翻訳メモリを右クリックし、「表示/編集」をクリックします。

2) 訳文を編集して[確定]をクリックします。訳文欄に入力済みの訳文は更新されません。

削除

1) 削除したい翻訳メモリを右クリックし、「削除」をクリックします。

2) 削除の確認画面で[はい]をクリックします。

5-9. 翻訳結果欄の用語ベースの編集と削除

翻訳結果欄に表示されている用語ベースのうち、編集可能なものについては編集や削除ができます。翻訳結果欄に表示されていない用語ベースを編集したい場合は、リソースを開いて編集します。 (「用語ベースの編集」参照)

編集

1) 翻訳結果欄で編集したい用語ベースを右クリックし、「表示/編集」をクリックします。

2) 用語を編集し、[選択した用語の変更]をクリックして既存の訳語を差し替えてから[OK]をクリックします。

削除

1) 翻訳結果欄で編集したい用語ベースを右クリックし、「表示/編集」をクリックします。

2) すべての言語で[用語の削除]をそれぞれクリックして用語を消去します。

3) [OK]をクリックすると用語が削除されます。

6. 翻訳対象外リスト

原文にある翻訳不要の文字列を翻訳対象外リストに登録すると、訳文への挿入などの簡易操作ができるようになります。また、QAチェックの対象になります。 (詳細はmemoQ Documentation – Create new non-translatable list参照)

6-1. 翻訳対象外リストの作成

1) プロジェクトを開いて左メニューの[設定]をクリックします。
翻訳対象外リストのアイコンをクリックし、[新規作成/使用]をクリックします。

2) 名前を入力して[OK]をクリックします。

6-2. リストでの登録

1) プロジェクトを開いて左メニューの[設定]をクリックします。
翻訳対象外リストのアイコンをクリックし、翻訳対象外リストのチェックボックスをONにしてから[編集]をクリックします。

2) 編集画面で文字列を入力して[追加]をクリックして登録します。
すべての登録が終わったら[OK]をクリックします。

6-3. エディタからの登録

1) エディタで原文欄で対象の文字列を選択後、Ctrl+Alt+Nまたは[翻訳]タブの[翻訳対象外の追加]をクリックします。

2) 追加画面で[OK]をクリックします。

6-4. エディタでの利用

1) 翻訳対象外リストに登録された文字列は、エディタの原文欄では灰色の背景で表示され、翻訳結果欄にも表示されます。

2) 訳文欄に翻訳対象外の文字列を入力するには、原文の文字列をダブルクリックするか、翻訳結果欄から用語ベースと同様の操作で挿入します。

3) QAチェックでは、リストに登録された文字列が原文欄にあるとき、訳文欄にも同一の文字列が無いと警告が表示されます。

7. Web検索

エディタで選択した単語などをWebサイトで検索できます。 (詳細はmemoQ Documentation – memoQ web search参照)

7-1. Web検索の設定

1) リソースコンソールのアイコンをクリックします。

2) [Web検索設定]をクリックし、サーバーURLで「マイコンピュータ」を指定して右のチェックをクリックします。目的の言語の設定を選択して[編集]をクリックします。

3) 検索するサイトを選択してチェックボックスをONにし、[OK]をクリックします。

4) リソースコンソール画面で[閉じる]をクリックします。

5) オプションのアイコンをクリックします。

6) カテゴリ[既定のリソース]の[Web検索]クリックします。利用する設定のチェックボックスをONにし、[OK]をクリックします。

7-2. Web検索の実行

1) エディタで検索したい単語などを選択します。

2) Ctrl+F3でWeb検索すると、結果が別画面で表示されます。

8. セグメントの結合・分割

セグメントの結合・分割は訳文生成の際に不具合を起こす要因になるので、基本的にはお勧めしていません。
1ファイルで数か所以上の結合・分割が必要になる場合は担当のプロジェクトマネージャにご相談いただければ幸いです。

一つの文章が複数のセグメントに分かれてしまっている場合は、結合してから訳文を入力します。

1) 結合したいセグメントの番号をShiftを押しながらクリックして選択します。

2) Ctrl+Jで結合します。セグメント番号も更新されます。セグメントが分かれていた箇所にはmemoQタグ(紫色の波括弧で囲まれた数字:下図{1}など)が挿入されます。

3) 訳文にも原文と同じmemoQタグの設定が必要です。訳文の途中にmemoQタグを入れると文章が切れてしまうので、訳文の先頭または末尾にまとめて設定します。

複数の文章が一つのセグメントに入っている場合は、分割したい位置にカーソルを入れます。

1) 分割したい位置にカーソルを入れた状態で、Ctrl+Tキーを押すとセグメントが分割されます。

2) 分割作業を行った分、セグメント数が増えます。訳文欄に訳文を入力した状態で分割した場合、訳文は最初のセグメントに残ります。

9. 原文セグメントの編集

1) 必要に応じて原文の編集が可能です。編集したいセグメントの原文欄をクリックして選択します。

2) F2で編集モードに切り替えると、背景が緑になります。

3) 原文を編集します。原文にあるタグは削除しないよう注意してください。削除すると文書が正常に処理できなくなる可能性があります。

4) 編集が終わったら、Tabまたはマウスクリックで他の枠にカーソルを移動させます。

10. コメント

コメントはセグメント全体、訳文または原文全体、または部分に設定できます。
※ 通常、コメントはセグメント全体または訳文側に設定してください。原文側に設定したコメントは訳文ファイルには反映されません。

1) 特定の部分を指定したコメントを設定したい場合は、先に選択して反転させておきます。

2) コメントを設定したいセグメントの吹き出しマークをダブルクリックするか、CTRL+Mを押します。

3) 「深刻度レベル」と「次へ適用」をプルダウンから選択し、コメントテキストに詳細を記入して[OK]をクリックします。

4) コメントが設定されたセグメントは、吹き出しマークが黄色に変わります。特定箇所にコメントを設定した場合は、その箇所がハイライトされます。ハイライト色は深刻度レベルによって異なります。

5) コメントを編集・削除したい場合は、吹き出しマークをダブルクリックします。

6) 目的のコメントの右に表示された鉛筆マークをクリックすると編集できます。削除するときはゴミ箱マークをクリックします。

7) 処理が終わったら[OK]をクリックします。

11. 変更履歴

訳文の編集中に変更履歴を残すことができます。変更履歴は元原稿の種類および設定によっては訳文ファイルにも反映できます。

1) [レビュー]タブの[変更履歴機能]をクリックして選択状態にします。また、[変更を表示]のプルダウンで[変更を表示]をクリックします。

2) 訳文を編集すると、変更履歴が表示されます。

3) 変更履歴を承諾するには、[次へ]または[戻る]で変更履歴のあるセグメントを検索します。[承諾]のプルダウンから変更履歴に対する処理を選択してクリックします。

4) 変更履歴を残してある場合、訳文ファイルをエクスポートすると変更履歴が反映できるファイル形式もあります。

12. バイリンガルファイル

文書をWordで編集するには、原文欄と訳文欄が対応する表形式になったバイリンガルファイルにエクスポートします。変更履歴はWordとmemoQ間で保持できます。

バイリンガルファイルでは編集中に翻訳メモリや用語ベースは参照できませんので、Wordでの編集内容をmemoQへ反映後、QAチェックを実行するようにしてください。

12-1. バイリンガルファイルへのエクスポート

1) バイリンガル形式にしたい文書を閉じている場合は、文書を選択して右クリックし、[エクスポート]から[バイリンガルのエクスポート]をクリックします。

2) バイリンガル形式にしたい文書を開いている場合は、[文書]タブの[エクスポート]のプルダウンから[バイリンガルのエクスポート]をクリックします。

3) ウィザードが表示されます。「2カラムRTF」を選択し、[次へ]をクリックします。

4) オプションは画像と同じ設定にし、[エクスポート]をクリックします。

5) 保存場所を指定するとエクスポートが開始されます。
エクスポートが終了したら、エディタで文書を開いていた場合は閉じてください。
また、バイリンガルファイルの編集を終えてmemoQにインポートするまでは、memoQのエディタで文書を編集しないよう注意してください。

12-2. バイリンガルファイルの編集

1) バイリンガルファイルをWordで開きます。

2) 編集してよいのは、訳文列およびコメント列のみです。その他の部分は変更しないよう注意してください。また、ファイルの種類も変更しないでください。

Wordの変更履歴の機能を利用すると、memoQにも変更履歴としてインポートできます。
memoQで入力済みのコメントはバイリンガルファイルからは編集できません。バイリンガルファイルで編集したコメントは、memoQには新規のコメントとしてインポートされます。

12-3. バイリンガルファイルのインポート

1) バイリンガルファイルをインポートしたいプロジェクトを開きます。

2) [文書]タブの[インポート]のプルダウンの[バイリンガルから更新]をクリックします。

3) バイリンガルファイルを指定すると反映先が自動判定されます。「動作」欄で確認し、下部のオプションのチェックボックスを必要に応じてONにしてから[OK]をクリックします。

4) インポートが終わるとレポートが表示されます。確認して[OK]をクリックします。

5) エディタでは、訳文が更新されたセグメントに青矢印 が表示され、未確定になります。

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