セグメント1(TMの確認、禁止用語)
1) セグメント1の訳文欄をクリックします。
原文の「Honyaku Center」が黄色のハイライトで表示されています。
ハイライトはプロジェクトに設定してあるTBにその用語が登録されていることを示します。
2) 右のCAT欄には「Honyaku Center」が赤色TBで表示され、訳語には取り消し線が付いています。赤色TBは禁止用語を意味します。
この場合は「Honyaku Center」を「HC」と訳してはいけないことを示しています。
3) CAT欄に表示されているTMの一致率が高い場合は、翻訳は基本的にTMを流用して行われています。
CAT欄の101%一致のTM(緑色101、数字は一致率)は、作業中のセグメントだけでなく前後の文脈も一致しているときに表示されます。多くの場合、101%は翻訳時に登録されたTMですので、100%一致以下のTMも参照するようにしてください。
CAT欄に表示されたデータをクリックすると、CAT欄の下のメタデータ欄にそのデータの出典や更新日時が表示されますので参考にしてください。
4) 訳文欄の右にTMの一致率やMTなどの表示があるときは、翻訳時に最初にその訳文を利用したことを示しています。ただし、その後訳文を編集しても表示は変化しませんので、セグメントで100と表示されていてもCAT欄に表示されている100%一致のTMの訳と同じとは限りません。
訳文欄の訳と、CAT欄に表示されている100%一致以下のTMを見比べ、訳文が適切か確認してください。
5) 今回は訳文に禁止用語は含まれておらず訳にも問題はありませんので、セグメントの編集が終わったらCtrl+Enterで確定します。
確定すると訳文欄の右の灰色の[✓](編集した場合は赤の[×])が緑の[✓]に変わります。
セグメント2(指定用語、用語の流用)
セグメントを確定するとカーソルは自動的に次の未確定セグメントに移動します。
CAT欄に表示される情報も原文に応じて変わります。
1) 原文に複数の黄色いハイライトが表示されています。CAT欄に表示されている黄色TBは指定訳語を意味しますので、基本的に訳文に採用します。
今回は訳文に「医薬」、「特許」、「金融・法務」が含まれているか確認します。すると、「金融・法務」が「金融」だけになってしまっていますので修正が必要です。
2) TBを利用して訳語を変更します。
訳文欄で修正対象の「金融」を選択して反転させ、CAT欄でTBをダブルクリックすると訳語が差し替えられます。ダブルクリックの代わりにCtrl+CAT欄番号でも操作できます。
3) 編集が終わったらCtrl+Enterで確定します。
セグメント3(訳文とCAT欄の比較確認)
翻訳時に100%一致のTMが利用されていますが、その後編集された可能性もありますので、訳文とCAT欄の情報を比較確認します。
1) CAT欄の情報と訳文を比較します。
TMについては、訳文欄の訳が100%一致のTMと一致しているか、また訳文が適切かを確認します。
TBについては、訳文欄の訳に指定用語が使われているか、また禁止用語が使われていないかを確認します。
2) 今回はTMの訳と訳文欄の訳が一致しており、禁止用語も使われていませんので、編集が終わったらCtrl+Enterで確定します。
セグメント4(セグメントの結合、タグ、TM比較)
3) セグメントを結合した結果、一致率の高いTM訳がCAT欄に表示された場合は適宜訳文を編集します。今回は99%一致のTM(橙色99、数字は一致率)があるので流用してから修正することにします。TMを流用すると訳文欄にあった[j]タグが削除されますので、ご注意ください。
100%一致ではないので原文とTMの相違点をCAT欄の下の比較欄で確認し、修正が必要な部分を特定します。比較欄では相違点がハイライトや取り消し線で表示されています。
今回の相違点はセグメントの結合に伴う[j]タグの有無のみと分かりますので、F8キーで[j]タグを追加してください。
※ 訳文では[j]タグを文頭または文末に置いてください。[j]タグは原文が切れていた位置を示していますので、訳文の文中に[j]タグがあると訳文もその位置で切られてしまいます。
また、原文と訳文で[j]タグの数が一致しないと、訳文ファイルのレイアウトが崩れたりエラーが生じる原因となります。
4) 訳文をTMの訳と差し替えるため、訳文欄の訳を消去します。
訳文の先頭にカーソルを置き、Ctrl+Dで全消去します。
セグメントの結合や訳文の消去をしても最初にセットされたTM一致率やMTの表示は残ります。
7) 訳文の編集が終わったらCtr+Enterで確定します。
※ 画面下部のプレビューは簡易表示のため、文字や画像が重なったり文字化けしている場合があります。
最終確認には後述の訳文完成ファイルをご利用ください。
セグメント5(訳文とCAT欄の比較確認)
翻訳時に100%一致のTMが利用されていますが、その後編集された可能性もありますので、訳文とCAT欄の情報を比較確認します。
1) CAT欄の情報と訳文を比較します。
TMについては、訳文欄の訳が100%一致のTMと一致しているか、また訳文が適切かを確認します。
TBについては、訳文欄の訳に指定用語が使われているか、また禁止用語が使われていないかを確認します。
2) 今回はTMの訳と訳文欄の訳が一致しており、指定用語も使われていますので、編集が終わったらそのままCtrl+Enterで確定します。
セグメント6(TMとTBの矛盾)
翻訳時に100%一致のTMが利用されていますが、その後編集された可能性もありますので、訳文とCAT欄の情報を比較確認します。
1) CAT欄を確認すると、TBでは「comic」は「コミック」と指定されていますが、100%一致のTMでは「comic」と「マンガ」が対応しています。実案件でTMとTBに矛盾がある場合は、どちらを優先するか担当プロジェクトマネージャにご確認ください。
セグメント7(タグと書式、プレビュー)
原文に青いタグが表示されています。
タグとは:エディター上に表示できない書式や、画像、リンクなどの情報を示しています。タグには、文字色など範囲を示すためペアになっているものと、画像など単独のものがあります。ペアのタグは範囲の開始と終了を意味します。
原文と対応する訳文の位置にもタグを設定し、原文の情報を反映させてください。ペアタグの場合はタグに同じ数字が表示されていますが、向きを間違えないように設定してください。
1) 翻訳時に99%一致のTMが利用されていますが、その後編集された可能性もありますので、訳文とCAT欄の情報を比較確認します。
今回は訳文とCAT欄の99%一致のTMの訳が一致しています。
CAT欄の下の比較欄で相違点を確認し、訳文欄で相違点に対応した編集が行われているか確認します。
今回の相違点はタグと書式ですが、訳文には正しく設定されていないので編集が必要です。
2) 原文にあるタグを反映します。
今回はタグが原文の「Honyaku Center Inc.」の前後にありますので、該当する訳文「株式会社翻訳センター」の前後にそれぞれ同じタグを設定します。
タグを挿入したい位置にカーソルを置き、F8キーで順番に挿入します。
3) 原文にある書式を反映します。
斜体、下線など一部の書式はエディター上に表示されていますので、訳文の該当箇所にも同じ書式を設定します。
今回は原文の「TSE Standard Market Index」が太字ですので、訳文でも「スタンダード市場」を太字に設定します。書式を反映させたい部分を範囲選択し、 Ctrl+Bまたは エディター上部の[B]をクリックします。
4) ファイルの種類によっては、プレビューでタグの処理結果やレイアウトなどを確認できます。
[Tools]-[Preview]-[Target]をクリックすると、画面左下に訳文のプレビューが表示されます。
訳文欄に入力があるセグメントは訳文が、未入力のセグメントは原文が表示され、作業中のセグメントは緑の枠で囲まれています。
※ プレビューは簡易表示のため、文字や画像が重なったり文字化けしている場合があります。最終確認には後述の訳文完成ファイルをご利用ください。
5) 訳文の編集が終わったら確定します。
セグメント8(原文のコピー、コメント)
訳文欄の右にNTと表示されています。
原文が機械的に翻訳不要(Non-translatable)と判断された場合、翻訳時には原文が訳文欄にコピーされます。
翻訳時に原文をコピーして利用していますが、その後編集された可能性もありますので、訳文を確認して必要な場合は編集してください。
今回は、原文のURLは英語のサイトですが、日本語に対応したサイトも存在します。URLは日本語のものに書き換え、申し送り事項としてコメントを追加してみます。
1) 日本語に対応したURLに修正します。
今回は下記が各言語のものですので訳文言語に合わせて編集してください。
末尾の「.com」の前の「en」の有無が相違点です。
| 英語サイト | 日本語サイト |
| https://www.honyakuctren.com/ | https://www.honyakuctr.com/ |
7) 訳文の編集が終わったら確定します。
このセグメントで正しく処理を行った場合、セグメント番号が赤くなって確定できなくなります(英→日、日→英以外の翻訳者の方は赤くならなくても問題ございません)。
その場合、「+editのチェック結果と対処方法」をご参照ください。
赤くならない場合は+editがインストールされていないか、設定がうまくいっていないと思われますので、「+edit」のページを参照しながら設定をお願いします。
セグメント9(繰り返しの自動反映)
このようなセグメントで訳文を確定すると、そのセグメントよりも後方にある繰り返しのセグメントに同じ訳が自動で反映されます。
※ 実際の案件を校正する際、繰り返しのセグメントで訳文が意図的に訳し分けられている可能性がある場合は、後述のセグメント11で紹介しているフィルターの機能を利用して自動反映の設定を変更してから確定するようにしてください。
セグメント10(繰り返しの除外)
セグメント10はセグメント9と原文が同じため、訳文が自動反映されています。
原稿の構成や文脈によっては、特定のセグメントだけ訳文を変えたいことがあります。そのような場合は繰り返しの除外処理をします。
今回は、繰り返しの除外操作をしてみます。
セグメント11(繰り返しの編集)
セグメント11も前方に原文が同じセグメントがあるため、訳文が自動反映されています。
このようなセグメントで訳文の修正が必要なことに気付いた場合、このセグメントで修正して確定すると、修正内容は後方のセグメントにのみ反映されます。
ファイル全体に修正を反映するには、フィルターを利用します。
3) 繰り返しの初出のセグメントで訳文を確定すると、繰り返しの除外設定をしたセグメントを除き、訳文が統一されます。
今回は繰り返しのすべてのセグメントの訳が「(証券コード2483)」になるよう操作してください。
MT訳を利用した翻訳について
今回のファイルではセグメント12~19は参考になるTM・TBがないため、CAT欄にはMT訳と翻訳時に登録された101%一致TMのみ表示されます。
翻訳がMT訳を利用して行われている場合、MT訳に特徴的な誤りを見落として訳文を登録してしまっている可能性があります。
MT訳の特徴を紹介しますので、校正の際の注意点として参考にしながら訳文を適切に編集してください。
MT訳に特徴的な誤り
・文法(冠詞、単数/複数、など)
・訳・文体のゆれ(同じ文・単語でも訳が異なる、文体が統一されない、など)
・記号(記号類が半角になる、など)
・固有名詞(正式名でない、大文字/小文字の表記が異なる、など)
・文意(訳抜け、係り受けの誤り、肯定/否定の意味の逆転、など)
・数字(単位や表記のゆれ、文中での出現順の差し変わり、など)
※ MT訳は表示するタイミングで訳が変わることがありますので、説明画像と同じ訳が表示されるとは限りません。
※ 応募言語が日本語→英語または英語→日本語でない方は、対応できる範囲で訳文を編集してください(品質評価の対象には含まれません)。
セグメント12~14(MT – 文体、誤訳など)
1) MT訳を利用した訳文では、文体の不統一や文意の取り違えが起こることがあります。また、係り受けが正しく訳されない、肯定/否定の文意が逆転してしまう、といったこともあります。
MT訳と原文を比較して確認し、訳文に誤りがあれば適切に編集してください。また、今回はですます調に統一してください。
セグメント15(MT – 単複など;変更確認)
2) 訳文の編集が終わったら確定します。
3) 校正開始前と校正後の訳文の変更内容を比較確認してみます。
画面右下の[Changes]タブをクリックしてから訳文欄をクリックすると、CAT欄がChanges欄に切り替わり、校正開始前(翻訳完了時)と校正後の訳文、その比較結果が表示されます。
セグメント16(MT – 固有名詞、記号)
1) MT訳を利用した訳文では、固有名詞の誤訳に注意が必要です。正しい訳を調べて修正してください。
今回は、原文にある弊社の会社名と部署名の訳を調べて訳文を修正し、参照先URLを申し送り事項としてコメント機能で登録してください。
2) MT訳では、括弧やコロンなど記号が半角になります。
和訳の場合、記号をすべて全角にしてください。
3) 訳文の編集が終わったら確定します。
セグメント17(MT – 訳ゆれ;TB登録)
1) MT訳を利用した訳文では、単語の訳ゆれがないか注意が必要です。今回は「Tokyo Game Show」について正しい訳を調べて確認し、統一していきます。
2) 正しい訳語をTBに登録して再利用できるようにします。
TBに用語を登録すると、CAT欄に表示されるようになるので校正の際に利用したり、後述のQAチェック機能で訳ゆれの確認ができるようになります。
原文欄の用語を選択してAlt+Tで画面下部にAdd Term欄を表示させる(または上の
をクリック)か、先にAlt+TでAdd Term欄を表示させて原文の用語を直接入力してください。対応する訳文の用語も直接入力するか、訳文欄の用語を選択してAlt+TでAdd Term欄に表示させます。用語の下のオプションを適宜設定し、[Add]をクリックすると用語が登録されます。
4) 訳文の編集が終わったら確定します。
セグメント18(MT – 訳抜け、数字、文体の統一)
1) MT訳を利用した訳文では、訳抜けや固有名詞の誤訳に注意が必要です。
このセグメントでも訳抜けがあれば修正してください。
また、下表の調査済みの正しい用語を利用し、訳文を確認・修正してください。
| 英語 | 日本語 |
| Business Day | ビジネスデイ |
| Public Day | 一般公開日 |
2) MT訳を利用した訳文では、数字が正しく訳文に反映されているか注意が必要です。原文と訳文で語順が異なる場合は数字が差し変わっている可能性もあります。
数字を確認し、誤りや表記ゆれ、単位の相違などがあれば修正してください。
今回は、数字は3桁ごとにカンマで区切ってください。
3) MT訳を利用した訳文では、文体が統一されているか注意が必要です。
今回は、ですます調に統一してください。
4) 訳文の編集が終わったら確定します。
セグメント番号が赤くなって確定できない場合、「+editのチェック結果と対処方法」をご参照ください。
セグメント19(復習)
1) 訳文とCAT欄に表示された情報を比較確認し、用語やタグを含めて訳文を適切に編集してください。
2) 訳文の編集が終わったら確定します。
以上ですべてのセグメントが確定されました。
次の作業はQAチェックの作業です。
下記の [3:QAチェック作業] アイコンを
クリックしてください。

















































